2011年8月29日月曜日

朝活本4本(後編)

前編に続き。

次の2冊は、「朝活するならこうするといい」という本。


・朝日記の奇跡 著者:佐藤 伝


  • 日記をつけるなら朝
  • 朝は気持ちの切り替えができているので、客観的に昨日の事実を書ける
  • 日記を書くなら、見直せるような仕組みにしないと意味が無い
  • PCでエクセルを使ってまとめる
といった内容。
全体的にスピリチュアルな雰囲気が漂っているのがマイナスポイント。
「大宇宙と小宇宙」とか書いてあったり、「まんだら」がどうとかとかね。
それらを否定するつもりはないけど、それを求めて買っているわけではない人からすると
胡散臭さ倍増。
ただでさえ「朝日記で全てがいい方向に!」という、三文広告なタイトルなわけだし。

ただ、日記をつける事による効果については、異論はない。
エクセルを活用した、過去の同じ日付を見直すことが出来るような日記のつけ方を提案しているところも非常に良かったと思う。

ブログやSNSでの日記と違い、自分のための日記なので、
人には見せない前提で「本音」を書く。
本音が言えない社会人の皆さんにオススメできるんじゃないかな~と思った。

スピリチュアルな部分は読み飛ばしましょうw

オススメ度:3点(5点満点)
対象読者:社会人全般(スピリチュアルに拒絶反応がない人)、ネガティブ思考な人





・あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法 著者:久保田 競

今回の本題はこの本ですw
脳科学と睡眠研究の権威で、78歳にして朝活実践者の著者の研究と実体験を書いた本。


「朝活本にだまされるな!」とキャッチコピーがありますが、
この本自体は単純な朝活本ではないと思います。

健康的に生きるためには?前向きに生きるためには?そのためにはどう生活を改善するか?といった内容です。

説得力があるし、著者の文章にも好感が持てます。
他の朝活本のように根拠が「俺大成功したし、俺のやり方がすごい」というものではないです。

ぜひ読んでみてほしい本だと思います。

オススメ度:5点(5点満点)
対象読者:朝起きるのが苦手な人




朝活本4本(前編)

朝活に興味を持ちました。
嫌、前からあったし、一度挑戦したけど、続かなかった。
確かに調子はよかったし、前向きになれたんだけど・・・

というわけで、改めて朝活について、本を読んで、モチベーションを上げようと思い、
4冊の朝活本を読みました。

まず2冊を紹介。
この2冊は、「朝活で成功した実体験」を書いてる本です。
この手の本は、どれも似たり寄ったりですな。


・朝30分で片付ける仕事術 著者:永井孝尚

現役のIBM社員(部長職)の著者の体験談から、朝活のすすめを説く内容。

  1. 夜型⇛朝型で気持ちが前向きに。自分だけの時間が多く取れる。
  2. 朝早起きするには、夜早く寝る
  3. よる早く寝るためには、定時で帰る
  4. 定時で帰るための仕事術
といった内容。
1~3については実体験の記述であって、参考になったのだけど、
4が微妙。しかもページの半分以上が4。(という印象)

実際に定時で帰るために「まわりに仕事内容をアピールしておく」等についてはいいんだけど、
後半になるにつれ、「コミュニケーションのとり方」等の新社会人講座的内容が増える。
大企業の上級職にありそうな感じの「最近の若いのはこういう所ができてないから」という
気持ちを感じてしまって違和感。

朝活による、朝の自分時間の活用について、納得の内容ではある。

オススメ度:3点(5点満点)
対象読者:新人~2年目、メーカー勤務や事務系の人




・早朝起業 著者:松山真之助

書評メルマガで有名(らしい)著者の、朝活体験談。
内容はほぼ「朝30分で・・・」と同じと思っていい。

ただし、真実味というか納得感というか、ほほ~と思うのは、「朝30分で・・・」の方かな。
書評メルマガを書いている著者のことは全く聞いたことがないし、
本書の中で出てくる某社長やなんかについても同様。成功しているのかわからない。
それに、著者が本文内で「自分で考えた法則」みたいなものを披露しているのだけど、
どうも説得力に書ける気がする・・・。

通勤に片道90分、往復3時間を無駄にしているので、
そこを活用すれば、「年間で丸々2ヶ月分を自分の時間に出来る」という発想は嫌いじゃないけどw

オススメ度:2点(5点満点)
対象読者:IT系に強い起業家視点の人(を想定しているのかな・・・)





後編に続きます

2011年8月16日火曜日

裁断機「DC-210N」とドキュメントスキャナ「DR-150」で自炊!

さて、自炊という言葉がだいぶ普及してきた感が無くもない昨今ですが、
私も自炊をいくらかこなして来ました。
2~300ページくらいであれば、15分で出来るように!
ここでコツをまとめたいと思います。


ドキュメントスキャナ



ドキュメントスキャナはCanonの「DR-150」。
ScanSnapではなく、こちらにした理由は、

  • コンパクト
  • 後発ゆえの完成度(?)
です。つまりあまり深い意味はないw


1度にセットできる紙は20枚。スキャン速度は十分です。


裁断機



裁断機はカール事務器の「DC-210N」です。
裁断能力は1度に40枚。
もっと裁断枚数の多い、でかくて重い機種もあるけど、
DR-150のセット枚数が20枚なので、これで十分かな、と。
一度に裁断できる枚数が多いと、斜めに切断してしまうような問題もあるようだし。
結果的にはいい選択でした。



裁断準備



一度に裁断出来る枚数は40枚ですが、スキャナーにセットできるのが20枚なので、
40ページを1セットと考えます。


こちらの自炊技術wikiではアイロンを使って接着剤を溶かす等かいてありますが、
非常に面倒なうえに、結局接着剤が少し残るので、手でバラす結果になります。

なので、20枚(40ページ)を鷲掴みにして、一気に破り取りましょう!w
表紙・カバーを手でひき剥がしたあと、
20枚を思いっきり外側に引き剥がすようにすると、意外とキレイに、素直に取れます。
多少破れてもキニシナイ!
その部分はどうせ裁断機で切り取ってしまうので。


裁断&スキャン

DC-210Nを使うと、非常に簡単・キレイ・安全に1枚ずつにバラせます。
バラしたら、DR-150にかけましょう。

設定については、

・色は自動判別をするよりも、
手動でページごとに色を設定してスキャンする方が結果がいいです。
カラーページと白黒ページはまとまっていると思うので、手動でスキャン、あとでまとめましょう。
白黒でのスキャンはあまりオススメできない感じでした。グレースケールを使いましょう。
サイズをどうしても小さくしたい場合は白黒BMPをzip、または白黒PDFにしましょう。

・用紙サイズは自動でOK。

・解像度は、
基本的には300dpiにしておけば間違いなし。ココも参照。
写真集等のフルカラーな本の場合は、もう少し高解像度にした方がいいと思うけど、
そもそもとして、そういう本はスキャンしない方が・・・。
文字メイン+図くらいの本なら、200dpiでも十分な画質ですし、サイズも半分くらいになります。
ただ、OCRをする場合は、300dpiないと、精度が落ちるようです。

・白ページ飛ばしは使わず、両面スキャンを設定しましょう。
リーダーによっては、両開き表示ができるので、白ページを飛ばすとずれてしまいます。

・斜行補正は基本ON。
文字向き検出はお好みでいいと思いますが、自分はOFFにしています。



PDFスキャンの際には、20枚ごと、もしくはカラーと白黒のまとまりごとに、ファイルに出力します。
必ず40ページスキャンしたと表示されていることを確認しましょう。
確認を忘れたまま、保存して、原本を処分してしまうと、泣きます・・・。

スキャン完了後、こちらのpdfpdfpdf.comというPDF結合のフリーソフトを
ありがたく使わせていただきましょう。


5冊もスキャンすれば、コツを掴んでスピーディに自炊できるようになりますよ。

2011年8月8日月曜日

デジタルカメラ(コンデジ、デジタル一眼、ミラーレス)その2

前回はざっくりとしかわかってなかったタイトルの区別。
あの後も色々調べて、色々わかってきました。

コンパクトデジカメ

  • 軽い小さいポケットに入る
  • ゆえに普段から持ち歩き、気軽に撮影できる
  • 安い
  • 選択肢が豊富で、新モデルへの入れ替わりが頻繁
  • 日進月歩で各社色々なプラスアルファな機能を追加している
  • スナップを撮るには、すでに十分な画質
  • HDRや複数画の合成で、暗所とかのノイズにも強かったりする
  • 動画機能が強かったりする(フルHD1080pでの撮影とか)
  • とはいえ細部の再現が甘い
  • 背景をボカした絵は撮りにくい(ソフト的に「再現」している機種はあるけど)
  • 高級機、高倍率機なら、一眼に勝る機能(質ではなく)もある
  • 一般人には結局コレ
  • 一眼持ちの人でも、コレと使い分けている
  • 画質がいいから・・・と安易に一眼にすると、使いこなせなくて泣く(らしい)

デジタル一眼レフ
  • レフの機構があるので、でかい重い
  • ゆえに撮るぞ!という時にメインで使う
  • 高い
  • 高いなりに、画質はいい
  • 「画質」というのは、暗所でのノイズだったり、細部の表現だったり。
  • レンズがいいのと、撮像素子が大きいのが理由らしい
  • AFは高速
  • オートで撮っても、十分いい絵が撮れる。初心者も安心
  • ちょっと違う絵(ボカシとか)を撮るなら、それなりの設定が必要
  • 絞り、露光、被写界深度、ISO感度、その他いろんな用語に拒否感が無い人じゃないと・・・
  • 入門機なら、新品でも5万円台から買える感じ。一般人からステップアップしたい人にはコレ
ミラーレス一眼
  • コンデジとデジタル一眼レフの間の性能
  • 最近話題
  • 撮像素子がデジタル一眼よりも小さいものも多い(コンデジと同じサイズのものも出るみたい)
  • コンデジ+レンズ交換といった感じ
  • ただの中途半端という意見もある
  • 個人的には、これを買うならデジタル一眼レフにするかなぁ・・・

ちなみにこちらのサイトが、デジカメ初心者にわかりやすい説明を書いてくれています。
また、中古でデジタル一眼レフの旧世代機を買うのもいいかも。http://blog.livedoor.jp/dotabatakaigi/archives/1281767.html

なんとなくイメージが掴めてきました。
ここに来るまで、何時間もネットを彷徨いました・・・
デジカメの情報って、あまり綺麗にまとまっているところってないですねー

2011年8月5日金曜日

夕食前後のウォーキング、どっちがいい?

腰を痛めてから、医者に言われて安静にしていた。
文字通り。
しかし自宅にいるので、間食はしないまでも、3食キッチリ食べてしまう。

 ⇛激太り!

腰痛のリハビリとダイエットを兼ねて、ウォーキングをしている。
2~3日に一回、30~40分。時速は5km/hくらい。
1ヶ月くらいになるけど、体重はそこそこ減ったかな?くらいだ。(-1~-2kg)
ただ、筋肉が戻ってきて、代謝が良くなってきた感じがする。

で、より効率的にウォーキングするために、食事前後ではどちらがいいのか、を調べてみた。
夏で暑いので夜以外はやりたくないし、夜にやる方が寝付きがいいので。

ただまあよくある話で、ネット上には両方の意見があり、どちらとも言えない感じ。


食前がいい派
 ・血糖値が下がっているので、糖(炭水化物)を消費できず、すぐに脂肪燃焼がはじまるから
 ・消化のために胃腸に血液が行っているのに、足の筋肉にも血液を送らなくてはいけなくなるので、胃腸に悪い。(胃や脇腹が痛くなる、消化が悪くなる)

食後がいい派
 ・血糖値が上がっているので、糖を燃焼しやすい ⇛ 夜の睡眠中に脂肪になる栄養分を消費できる。(太らない)
 ・(血糖値の上昇を抑えるので、糖尿病予防)

どっちでもいい派
 ・こだわらずに、楽しく気楽に長く続けるのが重要
 ・ウォーキング程度の運動なら、どっちでも大して影響はない
 ・ウォーキングで燃焼する脂肪は微々たるものだから、体を整える目的と考えたほうがいい


さて、自分としては食後がいい派の意見に賛同。
なんとなくだけどねw
http://un6toys.blog100.fc2.com/blog-entry-766.htmlで言われてる内容がしっくりくるな~

とはいえ、30分程度食休みはしたい。
というわけで、
 帰宅⇛食事⇛ウォーキング⇛入浴⇛就寝
でやっていこうかな。

2011年8月2日火曜日

【読書】“元祖”ロングテール 東急ハンズの秘密

先日渋谷の東急ハンズに行った。
渋谷自体は、人が多いうえに道が狭く入り組んでいて好きではないのだけど。

久しぶりの東急ハンズ、見てまわるだけでも面白い。
昔横浜店にしょっちゅう行っていたのを思い出すなー。

そんなハンズがなぜ面白いのか?に迫る本ということで、購入。
(実際には購入したのは随分前、本屋で平積みになっていて目についたから)


内容としては、
  • ハンズの立ち上げ当時の話
  • 著者がハンズ店員・仕入れ担当だった時の話
  • 小売店についての話
といった話。

Amazonの書評を見ると「昔話ばかりで身がない」という意見が多いけど、
客の立場である自分からすると、「お店に行く楽しさ」は、一昔前のハンズは素晴らしかったと思う。
そのころの当事者の一意見として読むといい。

著者は、「ボトムアップ型の組織」「担当の能動的な行動」「現場でニーズを拾う」といったことが、面白い店につながると言っている。
「販売のプロ」が作る店よりも、「消費のプロ(販売の素人)」が作る店のほうが面白い。
例えば当初のハンズには、元大工さんの店員とかいたらしく、その視点から工具や素材を提案していたとか。
うん、確かにそういう雰囲気あった。

結局のところ、欲しいものはAmazonでも楽天でも、大型店でも買えるわけで、品揃えだけじゃ勝てない。
そうすると、値段を下げるか、ブランド価値か、見せ方でお店は売るしかないんだなーと。
値段を下げる(価格競争)は、下げられないと負けるし、下げた方は利益が減る。
しかもコスト削減(集中購買・POS・在庫管理)や売れ筋ばかり取り揃えることも、結局は品揃えの均一化を招く。
(確かにどこ行っても同じようなものしか売ってない・・・ってことがあるよな・・・)


自分としてはなるほどと思うところは結構あったんだけど、小売でバリバリ働いている人とかには「ふーん、それはそうだけど、うちは違うから・・・」ってことになりそうだけどね。
小売関係ない人が読んだほうが楽しめるかも。
もしくはこれから小売に行く人とかね。